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F-15C ヘルメット装着式ディスプレイ(HMD) ​

HMD は飛行情報、友軍機、目標、武器の情報を視野内に表示します。また、レーダーアンテナや赤外線ミサイルのシーカーを指向させることもできます。

画像をクリックすると元の解像度で表示できます。

1. 電源投入と自己診断 ​

HMD 操作部の BRT タッチコントロールを上にスワイプすると、HMD が起動します。

図1:HMD の BRT コントロールを上にスワイプして起動
図1:HMD の BRT コントロールを上にスワイプして起動

起動すると、HMD は TESTING の自己診断画面を表示します。診断が完了すると通常表示に切り替わり、方位、対気速度、高度などの飛行情報が表示されます。

図2:HMD 起動時の自己診断
図2:HMD 起動時の自己診断
図3:自己診断完了後の通常の HMD 飛行表示
図3:自己診断完了後の通常の HMD 飛行表示

2. データリンクによる友軍機表示 ​

データリンクを有効にすると、友軍機の位置を HMD で直接確認できます。図4は SIT ページの編隊情報、図5は HMD に表示される友軍機シンボルです。外を見ながら友軍機の方向を確認できます。

図4:SIT の編隊データリンク情報
図4:SIT の編隊データリンク情報
図5:HMD に表示される友軍機の位置
図5:HMD に表示される友軍機の位置

データリンクと SIT シンボルの説明は MPCD を参照してください。

3. センサーの指向 ​

HMD の主な機能の一つは、レーダーアンテナや赤外線ミサイルのシーカーなどのセンサーを指向させることです。ボアサイト(BST)と長距離ボアサイト(LR BST)の両モードで、HMD によるレーダーアンテナの指向に対応しています。図6はボアサイトモードでの使用例です。

レーダーアンテナのジンバル可動範囲内で HMD を目標に向けると、アンテナをその方向に向けて捕捉・ロックオンできます。アンテナの動きはジンバルの可動範囲に制限されます。

図6:ボアサイトモードで HMD によりレーダーアンテナを指向
図6:ボアサイトモードで HMD によりレーダーアンテナを指向

レーダーモードと自動捕捉の操作は AN/APG-63 レーダーと VSD を参照してください。

4. 目標と武器射程 ​

HMD には目標と武器射程の情報も表示されます。図7は目標枠と距離目盛を示しており、HUD から視線を外しているときにも確認できます。

図7:HMD の目標と武器射程情報
図7:HMD の目標と武器射程情報

5. 赤外線誘導ミサイルのシーカーを HMD に追従させる実演 ​

HMD で赤外線ミサイルのシーカーを指向させる操作例は、赤外線誘導ミサイルのシーカーを HMD に追従させる実演(7秒から)をご覧ください。